■守備が嫌いだった
ペニャロル(ウルグアイ)U-15のチームでバルベルデを指導したホセ・”チュエコ”・ペドロモ監督は当時を回想する。
「ワールドクラスの選手になりたかったら、プレーすることと相手をマークすることをやらなければいけない。つまり、攻撃と守備の両方だ。私はバルベルデにそう言ったんだ」
バルベルデは指示を守らなかった。そして、ペドロモ監督は彼をスタメンから外す。数試合戦った後、「監督の望むことをやります」とバルベルデが折れた。そのシーズン、ペニャロルU-15は無敗でリーグ優勝を成し遂げた。
「それから、バルベルデはシャイだった。その点に関しては、ウルグアイの世代別代表に選ばれるようになってから変わっていった。(当時の監督である)タバレスが改善したのだろう。ピッチ上では、問題なかったけれどね。フットボーラーとしての彼は真のリーダーだったんだ」