J1リーグ第21節 鹿島アントラーズ―横浜FC
10月10日(土)|16:00 県立カシマサッカースタジアム
第18節まで7連勝していた鹿島が止まってしまった。さらに悪いことに、ノーゴールでの連敗である。再び始まる連戦の第1ラウンドを、しっかりホームで勝っておきたいところだ。
しかも、カシマスタジアムに乗り込んでくる横浜FCには、今季前半戦での対戦で白星を献上している。同じ轍を踏むわけにはいかない。
横浜FCとしては、甘美な思い出を再現したいだろう。前回の鹿島戦の勝利があったからこそ、久々のJ1で連勝を飾ることができた。前節は柏に0-3の完敗を喫しており、勝利を取り戻す必要がある。ザーゴ監督の戦術が浸透した今の鹿島を相手に再び勝ち点を手にすることで、自分たちの成長も実感できる。
お互いに自分たちでボールを動かして、能動的にプレーするタイプのチーム。主導権を争う、アクティブなゲームが期待できそうだ。
■鹿島アントラーズ
8位 勝ち点33 10勝8敗3分 得点31、失点29、得失点差2
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】広瀬
【直近5試合結果】
●AG大阪 0-2
●H大分 0-2
○H湘南 1-0
○AC大阪 2-1
○A清水 2-1
【通算対戦成績】
通算 3試合・2勝0分1負
ホーム 1試合・1勝0分0負
アウェイ 2試合・1勝0分1負
【直近対戦成績】
2020年 8月19日 J1第11節 A0●1
2007年 8月25日 J1第22節 H2○1
2007年 4月14日 J1第 6節 A1○0
【今節のみどころ】
前回対戦では、ハンドの反則があったと思ってプレーを止めたところで、ゴールを決められた。それがそのまま決勝点となり、苦い思いだけが残った。
この試合でも、途切れることのない集中力が求められる。ここ2試合は敗れているが、大分戦で17本、G大阪戦では20本と、相手を倍近く上回る本数のシュートを打っているのだ。裏返せば、半分ほどのシュート本数の相手に、それぞれ2点を決められている。
ゴール前では、チャンスで決め切る決定力が必要だ。期待したいのは、3試合連続得点の後、3試合ゴールがないエヴェラウド。決めるべき選手が決めると、チームは乗ってくるものだ。
GKの沖悠哉は、ビッグセーブも見せながら、自らPKを献上してしまった前節を成長の糧としたい。チーム内でのポジション争いが続行中であることは、自身も強く自覚しているはずだ。