■9月26日/ラ・リーガ第3節 バレンシアーウエスカ
スペイン1部の初ゴールまであとわずかだった。
現在5位、昨季はチャンピオンズリーグベスト16に入ったバレンシアと、岡崎慎司が所属するウエスカの一戦。昇格したばかりのウエスカとしては格上チーム相手にどこまでやれるのか、という試合だった。
この日も岡崎はスタメン。これで、3戦連続で先発を果たした。38分、バレンシアにやや不運な形ながらフリーキックを先制を許す。しかし、63分、右コーナーキックからDFシオヴァスが同点ゴールを決めた。
これで試合は1-1。両チームが1点を求めてボールを動かした72分のことだ。DFペドロ・ロペスがやや低い位置ではあったが、右サイドからクロスを上げる。ボールは、ゴール前の岡崎に引き寄せられるように弧の軌道を描く。そして、岡崎は右足で絶妙に合わせてボレー!
放たれたシュートは加速してゴールへと向かう。しかし次の瞬間、ボールはゴールバーに叩きつけられ、真上へと弾かれる。ゴールとはならなかったが、バレンシアGKドメネクが一歩も動けない速さと反応で、とても惜しいシーンだった。