■9月26日/プレミアリーグ第3節 ブライトンーマンチェスターU
前代未聞の決着劇だ。
8位ブライトンのホームで、今季初勝利を狙う15位のマンチェスターユナイテッド。41分にPKで先制されるものの、56分までに2得点を挙げて逆転。このまま逃げ切れば、マンチェスターUが今季初勝利という、後半アディショナルタイムだった。
ブライトンの猛攻を受け、クロスに合わせられて、最後の最後に同点弾を喫してしまったのだ。
一様に頭を抱えるマンチェスターUの選手たち。アディショナルタイムは5分。マンチェスターUはまたしても未勝利で試合を終えるのかと思われた。しかし、“赤い悪魔”の異名を持つマンUは、ここからまさかの展開を見せた。
同点になった直後のマンUの左コーナーキック。MFフェルナンデスのボールに、DFマグワイアが頭で合わせてシュート。しかし、これが相手にクリアされる。ここで試合の終わりを告げるホイッスルが鳴った。2-2のドローで試合終了となった……かに思えた。
しかし、ホイッスルが鳴った直後から、赤いユニフォームは主審に猛抗議をする。マグワイアのシュートが、ブライトンFWモペイの腕に当たっているというのだ。映像で見れば、確かに腕に当たっている。とはいえ、試合終了の笛は鳴っている。