この小畑以外にも、多くの選手が声を出して問題点を解決しようとした。それは、7戦未勝利というチームの雰囲気ではなかった。
しかし、結果として仙台は1-3で横浜Mに敗れた。
前半終了間際の41分にFWマルコス・ジュニオールに同点弾を決められると、70分にFWエリキに逆転弾を、75分にはダメ押し弾を決められたのだ。78分には横浜Mの強力すぎる外国人トリオはお役御免となり、3枚替え。結局、仙台がリードを保てたのは31分間だけだったことになる。
それでも、仙台がこの試合で見せた姿は、決して失敗ではない。1-3という敗戦のスコア以上に、ポジティブな要素が多かった。そして、この試合で見せたネガティブな要素をなくすためのトライこそ、今後の仙台に望まれるものだった。