現地時間9月12日に行われたバルセロナとジムナスティック・タラゴナとのトレーニングマッチ。クーマン監督の就任後、初めてのメンバー招集、及び、11人を選ぶとあって、注目を浴びた。特に耳目を集めたのが、退団騒動を巻き起こしたリオネル・メッシの扱いだったが、試合にはメッシがキャプテンマークを巻いてトップ下で先発した。
その試合の前に、クーマン監督はインタビューに答えている。
メッシの残留を「素晴らしいこと」としたうえで、「彼が最高の選手であることはみんなが知っている。彼がチームにいてくれることは、本当に素晴らしいこと」と手放しで喜び、「クオリティは疑いようがないからね」とその技術を絶賛した。
ただ、「これから重要になるのは、レオがベストコンディションになることだ」と課題を挙げることも忘れなかった。メッシはジムナスティック・タラゴナとのトレーニングマッチに出場。現在、組みうる中でのファーストチョイスと思われるメンバーで先発したが、その先発メンバーは全員が45分のみで退いている。
そのため、チーム関係者以外がコンディションを判断することができないが、9月27日に他チームより遅れて開幕するラ・リーガのビジャレアル戦を前に、状態を上げる必要があると感じているようだ。
この試合では、メッシの前にはフランス代表FWグリーズマンがセンターフォワードとして位置し、前半に得たPKをメッシではなく、グリーズマンが蹴っている。また、メッシの左には23歳のウスマン・デンベレ、右には17歳のペドリが並び、左右に若い2人がいる状態でのプレーとなった。また、メッシの退団騒動の原因にもなったFWルイス・スアレスは招集メンバー外となっている一方、MFセルヒオ・ブスケツとDFジョルディ・アルバは先発に名を連ねた。