そして、金銭的な問題があるが、オランダの名門・アヤックスも獲得に向けて動き出しているという。

 スアレスは07/08シーズンにアヤックスに加入すると、リーグ戦でいきなり33試合17得点を叩き出した。その後、3シーズン半で110試合81得点と驚異の数字を残して、リヴァプールに飛び立った。スアレスにとっても感慨深いクラブだけに、金銭以外の感情が入れば移籍はありえるだろう。

 アヤックスは今シーズンのオランダリーグを制覇。来季のチャンピオンズリーグ出場を決めている。チームの躍進を支える有望選手にはビッククラブが引く手あまたで、ハキム・ツィエクは20/21シーズンからチェルシーに移籍が決まっている。アヤックス加入ならば、スアレスは、このポジションにそのまま入るとみられる。他にも移籍話が多数出ており、右サイドバックのデストはバルセロナへ、カメルーン代表GKオナナやオランダ代表MFファン・デ・ベークもビッククラブへの移籍の話が上がっているため、スアレス加入となれば、彼らを引き留める大きな材料となりそうだ。

 ロナウドか、ネイマールか、あるいは――。世界屈指のセンターフォワードであるスアレスの相棒が誰になるのか。その動向はメッシ同様に注目必至だ。

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