その理由が、20/21シーズンに向けてバルセロナが進める改革だ。8月14日に行われた欧州チャンピオンズリーグ準々決勝で、バルセロナはバイエルン・ミュンヘンと対戦。チャンピオンズリーグを逃せば、12シーズンぶりに無冠となるため、何がなんでも勝たなければいけない状況にあったが、チームはなんと2-8の大敗。直後にキケ・セティエン監督は解任されていた。

 チーム再建を託したのがオランダ代表監督だったロナルド・クーマン。クーマンは、4人の選手に戦力外であることを伝えたといい、報道が伝えるところではその一人がルイス・スアレスだというのだ。スアレスは、これまでの6シーズンで183ゴールを奪ってきたエースストライカー。さらには、メッシとの連携・相性も抜群で、プライベートでも仲が良かった。さらにクーマンは、MFセルヒオ・ブスケツ、DFジェラール・ピケ、DFジョルディ・アルバといった長年チームを支えてきた主力選手を一気に放出すると見られており、メッシとしては、長年戦ってきたチームを“解体”させられることに我慢がならなかったのかもしれない。

 

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PHOTO GALLERY 19/20シーズンのバルセロナの布陣図
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