2006年に高卒新人として清水東高校から入団した最初のシーズンの開幕戦で、レギュラーとして先発出場。その際に付けていたのは背番号は20番だった。その後、名良橋晃から背番号2を引き継いでからは、背番号2は内田のものになった。

 18年に鹿島に復帰した際も、2番は内田のために空けられていた。

 引退ゲームとなったこの日も、鹿島のチームメートはアップ時に背番号2のウェアで、内田への敬意をあらわにしている。背番号2のままで公式戦の引退試合に出場できることは、幸運なのかも知れない。

 75分間の出場を終えた内田は、試合後のセレモニーで最後のプレーについて尋ねられ、こう答えた。

「本当はもう少し、やれるんですけどね」

 レジェンドとなった内田篤人の今後に、幸運が開かれることを祈りたい。

 

 

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