J1リーグ第12節 清水エスパルス―横浜FC
8月22日(土)|18:00 IAIスタジアム日本平
この真夏の連戦で、調子を上げてきた同士の対戦だ。
清水は前節、横浜FMに敗れはしたが、3ゴールを奪っている。それまでの無敗記録は5試合で途切れたが、内容的には昨季王者を相手に自信を深めるゲームだったはずだ。
対する横浜FCは、鹿島を相手に1-0で勝利し、クラブ史上初のJ1での連勝を記録した。決勝点の場面では、直前に反則があったようにも見えたが、今季初の完封を記録したのも事実。3連勝となれば、当然ながらJ1での連勝記録更新となる。
過去の対戦では、清水が無敗で勝ち越しているが、直近の対戦は4年前でのJ2でのこと。時は流れ、互いに新しい章に入っている。この勢いを本物にし、さらに美しい物語を書き進めるのはどちらになるだろうか。
■清水エスパルス
16位 勝ち点9 2勝6敗3分 得点16、失点21、得失点差-5
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】石毛
【直近5試合結果】
●H横浜FM 3-4
△A仙台 0-0
●H鹿島 2-3
○H札幌 3-1
●H名古屋 0-3
【通算対戦成績】
通算 4試合・3勝1分0負
ホーム 2試合・2勝0分0負
アウェイ 2試合・1勝1分0負
【直近対戦成績】
2016年 8月21日 J2第30節 A2○0
2016年 6月12日 J2第18節 H3○0
2007年 8月29日 J1第23節 H1○0
2007年 4月28日 J1第 8節 A1△1
【今節のみどころ】
監督の師弟対決として注目を集めた前節は、期待に違わぬゲームになった。結果こそ黒星だったが、互いに攻撃的なプレーを展開し、清水も3得点。昨季王者におよばなかったものの、進んでいる道が間違っていないことを証明した。
メンバーが固まりだしてから、良い流れが続いている。3連戦のラストでも、先発を変えるとすれば右サイドバックくらいか。前々節の先発からベンチに戻ったものの、交代出場からゴールを奪ったことで、金井貢史はむしろ自身の価値を上げた。先発に戻る可能性は十分だ。
そんな金井の活躍に、前線の選手も続いてほしいところ。今季、交代出場からの得点は、前節の金井以外には第5節神戸戦で西澤健太が決めただけなのだ。ベースが固まったなら、次なる成長には下からの突き上げが必要だ。ティーラシン・デーンダーや鈴木唯人らの巻き返しに期待したい。