J1リーグ第8節 横浜FC―サンフレッチェ広島
8月1日(土)|18:00 ニッパツ三ツ沢球技場
3バックを敷くチーム同士の対戦だ。サイドプレーヤーたちの働きが、試合の行方を支配することになる。
ホームの横浜FCは、新加入のマギーニョが積極的に高い位置で仕掛けるシーンが多い。自らシュートまで持ち込むこともできるが、実は得点に直結する仕事はできずにいる。
広島のウィングバックは、他のポジションはほぼメンバーが固まっているのに対して、特に柏が負傷した左サイドで多くの選手が起用されている。昨季チーム最多得点を挙げた柏が務めたのがウィングバックだったが、その強みが今季はまだ見られていない。
両チームとも、最近は調子が停滞気味。サイドからチームを活性化させる選手たちが、勝利を引き寄せることとなる。
■横浜FC
14位 勝ち点5 1勝4敗2分 得点7、失点16、得失点差-9
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】六反
【直近5試合結果】
●H浦和 0-2
●A横浜FM 0-4
●H川崎F 1-5
△H仙台 1-1
◯A柏 3-1
【通算対戦成績】
通算 10試合・1勝1分8敗
ホーム 6試合・0勝1分5敗
アウェイ 4試合・1勝0分3敗
【直近対戦成績】
2020年 2月16日 ルヴァン予選(1) H0●2
2008年 9月20日 J2第36節 H1△1
2008年 7月27日 J2第28節 H1●2
2008年 5月21日 J2第15節 A0●1
2007年 9月 1日 J1第24節 H1●2
【今節のみどころ】
初白星以降、1分け3敗と勝利がまた遠ざかったが、下平監督は少しずつ積み上げがあると強調する。同時に、修正を施すべき個所も指摘している。
指揮官が言及するのは右サイドの改善だ。左サイドでは松尾、手塚と新たに起用する選手も絡んで、崩しを披露する場面も出てきている。同様の機能が、右サイドにも求められているのだ。
マギーニョは単独での仕掛けもできるが、複数の選手で連係しての崩しは少ない。前節に起用された中村など、全体の流れに影響を及ぼし得るウィングバックの近くに入るMFの選択も注目だ。あるはウィングバック自体を替えるのか…?