■今後の課題

――ちょっと少ないような気もします。

 我々は「代表のためだけ」と思っているからです。いわゆるSAMURAI BLUEのためです。他の代表チームが1週間キャンプをやるとしたら、J-GREEN堺だったり、Jヴィレッジだったりなどでやっていただいて、「代表に来ればあそこでできるぞ」と憧れの場所になって欲しいのです。

 指導者養成は人工芝があるのでそちらでやっていただければいいし、フットサルのコートもありますし、ビーチサッカーのコートも作ります。そういう意味では間違いなく代表にとって素晴らしい効果を得ることができるに違いありません。

 対戦相手の情報、チーム力の分析はもちろんですが、現地の気候や風土などそういった細かい部分の集約。全国各地から指導者全員が集まることによって、そこでの情報交換も可能になります。そして海外のクラブに所属する選手が帰国した際には、夢フィールドでリハビリをするなど、いろいろなことができます。

 ただ、いまはまだメディアの皆さんには公開していません。今後は、例えばヨーロッパにいる選手たちがオフになって帰国したら、ここを練習やリハビリに利用する予定になっています。そういう意味ではありがたい所です。そういった情報を、皆さんを通じてファンに説明できないことが残念で仕方ありません。もちろん維持費もかかりますが、それを覚悟で我々が始めたことでもあります。

――メディアへのオープンとなると、10月のW杯予選ということになるのでしょうか。

 本来は9月にしたかったのですが、9月の試合もなくなってしまいましたから、そういう意味では10月になるのか11月になるのか。それはまだ正式に決まっているわけではないので申し上げるわけにはいきません

――東京五輪は来年に延期されました。日本のコロナはとりあえず終息したとして商業活動も再開しつつあります。しかし南米ではブラジルのボルソナーロ大統領が感染するなどまだまだ予断を許しません。来夏、無事に五輪を開催するための条件としてどんなことが考えられるでしょう。

 コロナが終息した後も「ウィズコロナ」で、どういうことができるのか。もちろん一番望ましいのはワクチンやコロナ用の薬ができて、コロナに対する恐怖がなくなることが大事ですけど、このコロナと付き合うにはどうしていけばいいのかということをしっかり我々が考えていくべきだと思っています。

 オリンピックというのは世界200以上の国・地域から多くの方々、選手はもちろんスタッフら関係者、そして多くのファンが来られるわけですし、それはサッカーだけではありません。そういう人たちをどうコントロールできるのか。そういうことが課題になると思います。

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