■バルサは70%の給与カット
一方、レアルの宿敵バルセロナでは、選手側からの申し出で70%という大幅な給与カットが行われている。「クラブで働くスタッフを救うためだ。必要ならさらにカットしてもいい」と、キャプテンのリオネル・メッシは語る。
その他、ユベントスやバイエルン、ドルトムント、アーセナルなどが給与をカットしているが、選手の間にはそうした動きに反対の声も少なくない。プレミアリーグでは、リーグとクラブ側から提案された一律30%の削減案をPFA(プロフットボール選手協会)が拒否。高額納税という形で政府のコロナ対策費用を支えていると、反対理由を説明している。
ブンデスリーガの5月16日の再開が決まるなど、ついに動き出したサッカー界だが、コロナ不況が暗い影を落としている。