■ ボールを支配しても点が獲れない!? 見え隠れする得点力の不安
さて、準々決勝までの5試合でわずか1失点で5連勝。「ほぼパーフェクト」と言ってもいいパフォーマンスだが、これから「事実上の決勝戦」と「現実の決勝戦」に臨むに当たって、あえて課題を提示させてもらえば、やはり決定力の問題だ。
全試合で複数得点とは言っても、フランス戦で先制ゴールが生まれたのは88分だったし、ケニア戦では攻めあぐねている間に先制ゴールを奪われてしまった。グループステージ最終のベネズエラ戦は2-0の勝利だったが、この試合こそ間違いなくもっと多くのゴールが決まっていてもおかしくない内容の試合だった。
そして、準々決勝のガーナ戦でも一方的にボールを握りながら、シュート13本で1得点に終わっている。
もちろん、サッカーというスポーツはもともとゴールを奪うことが極めて難しい競技だし、女子サッカー界で日本代表は非常にリスペクトされており、相手はゴール前を固めてくる。ゴールを決めるのが簡単なことではないことは十分に承知している。
だが、強い相手との対戦になればシュートチャンスはそれほど多くは生まれないし、攻めあぐねていたら先に失点をして試合運びを苦しいものにしてしまう。
「12年ぶり2度目の優勝」を狙うには、やはりボールを握ってチャンスをつくっている間に確実に仕留める決定力が必要だろう。
































