現地10月29日、モロッコで開催中のU-17女子ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦が行われ、U-17女子日本代表がU-17ケニア女子代表に3-1で逆転勝利を収めた。ベスト8進出を決めた快勝劇の一方で、“リトルなでしこ”が浴びた「理不尽すぎる今大会初失点シーン」がSNS上で大きな話題を呼んでいる。
長谷川唯らを擁した2014年大会以来の優勝を目指す日本は、グループステージを3戦全勝、9得点無失点という完璧な戦いで首位通過。対するケニアは、グループステージを1勝2敗ながら最終戦でサモア代表に4-0で大勝して勢いに乗り、アフリカ特有の圧倒的な身体能力を武器に日本へ立ち向かってきた。
■ 「ほぼ柔道」VARでも覆らなかった規格外の“吹き飛ばし突進”
そして0-0で迎えた前半29分、予期せぬ衝撃が日本を襲う。
ケニアの最終ラインから放り込まれた1本のシンプルなロングボール。これが日本陣内のハーフスペースで高くバウンドすると、対応にズレが生じた日本のディフェンスラインのわずかな隙を見逃さず、ケニアのFWブレンダ・アチェングが猛然と抜け出してきた。
危険を察知した左サイドバックの諸田彩渚が、素早く中央へ絞って体をぶつけにいく。しかし、重戦車のように突進してくるアチェングの桁違いの馬力に弾き飛ばされ、最後は力任せに腕で突き飛ばされる形で強引に突破を許してしまったのだ。もつれながらペナルティエリア内に侵入したアチェングは、右足で冷静にコースを突き、ボールを逆サイドネットへと流し込んだ。
あまりに豪快に吹き飛ばされたため、ファウルかと思われたシーン。しかし、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のチェックを経ても主審の判定は覆らず「ノーファウル」に。規格外のフィジカルを見せつけたアチェングは、そのままコーナーフラッグへと走り込み、歓喜のアクロバティックなセレブレーションを披露した。





























