■W杯常連・韓国が…アジア杯「最大のミステリー」

 韓国は、1954年に日本を破って出場したワールドカップ・スイス大会出場選手が中心の経験豊富なチームだった。ワールドカップではハンガリーに0-9、トルコに0-7と2試合連続して大敗を喫して大会を終えたが、その経験は当時のアジアでは随一のものだった。しかもこの1956年6月にはメルボルン・オリンピック出場をかけた日本との連戦を1勝1敗で終え、抽選の結果出場権を失っていた。このアジアカップは、何が何でも優勝しなければならない大会だったのである。

 この優勝で韓国国内は沸き返った。そして韓国は4年後の第2回アジアカップの招致に成功し、1960年10月に開催されたその大会で3戦全勝を記録、「連覇」を成し遂げる。ところが信じ難いことだが、その後の16大会、2024年のカタール大会まで、韓国は64年も優勝から遠ざかっているのである。

 ワールドカップ出場12大会は群を抜いてアジア最多であり、通算成績(8勝10分23敗、現代のシステムを適用すれば「勝点34」)もアジアでトップの韓国。その韓国の優勝が最初の2大会しかない(準優勝は4回ある)のは、70年を迎えるアジアカップの歴史で最も大きなミステリーに違いない。

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