■富山はホームで4連続ドローに
富山は3バックやボランチが縦パスを入れ、フリックやレイオフで全体が一気に加速していく。前半は2シャドーやCFが背後へのアクションを取り、湘南のウイングバックを下げる。そのタイミングで、ウイングバックやボランチが手前のスペースでボールを引き出す。相手のプレスを巧みに回避した。
ウイングバックはボールホルダーを追い越し、ピッチの幅を有効に活用しながら敵陣深くまで侵入する。敵陣で人数をかけて相手を攻略しつつ、ボールを失ったらカウンタープレスを発動する。そうやってボールを奪い、攻撃を継続する。連動性と連続性のある攻撃で、前半はシュート数でも8本対2本と大きく相手を上回った。
後半は湘南がシステムを4バックに代えてきたことで、押し込まれる時間帯もあった。それでも、70分に竹中のシュートがバーを叩くなど、後半だけで10本のシュートを浴びせた。
しかし、2点目を決めきることができない。逆に73分、左サイドから侵入されて同点ゴールを決められてしまう。
1対1となったあとも、決定機は作った。アディショナルタイムには、途中出場のFW小川慶次朗(34歳)がGKと1対1になったが、左足のシュートはブロックされてしまった。
前後半を通じたシュート数は、18本対5本である。それだけに、勝点3を取り逃がした印象が強い。1対0から追いつかれるのは前節のテゲバジャーロ宮崎戦と同じで、ホームではこれで5試合勝利から遠ざかっている。そのうち4試合は引分けだ。
中3日で迎える次節は、アウェイでRB大宮アルディージャと対峙する。ナルシス・ペラッチ・ナダル監督が指揮するRB大宮は、今節のサガン鳥栖戦でシーズン初黒星を喫した。連敗は絶対に避けたいところで、序盤から激しい主導権争いが繰り広げられそうだ。








