■ 本当にアジアも追従するのか。北中米・アフリカを巻き込む「ネーションズリーグ」の大流行
それはともかく、世界は「ネーションズリーグ」の潮流に飲み込まれようとしている。
UEFAの成功にいち早く反応したのが北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)である。CONCACAFは2017年11月に大会の開催を発表し、2019/20年に第1回大会を開催している。すでに4大会が行われ、アメリカが第1回大会から3連覇、この地域の「盟主」を任じるメキシコはようやく2024/25年大会で優勝を飾った。現在進行している第5回大会(2026/27)は、かなり複雑な形で開催されており、メキシコ、アメリカ、カナダ、パナマの4チームは準々決勝にシードされ、6チームずつの「リーグA」の2つのグループの上位2チームと対戦することになっている。
アフリカサッカー連盟(CAF)も、2025年に「アフリカネーションズリーグ(ANL)」の計画を発表した。これまで2年に1度開催されてきた「アフリカ・ネーションズカップ(AFCON)」を2028年から4年に1度の大会とし、それに代えて「ネーションズリーグ」を行うというのだ。
ただこの計画は撤回される可能性が高いようだ。CAFのパトリス・モツェペ会長(南アフリカ)は、今月「AFCONを隔年開催に戻す」と発言、来月コートジボワールのアビジャンで開催されるCAF理事会で決定される見通しだという。
その一方で、「ネーションズリーグ」への「GOサイン」が出たのがアジアサッカー連盟(AFC)だ。アメリカのスポーツ専門サイト「ESPN」が伝えた情報しかない現状だが、それによると、2年ごとに開催し、AFC加盟47か国をランキングに応じて3つの「ティア(階層)」に分け、実力に応じてバランスの取れた試合ができるようにするという。さらにこの大会の一部はAFCアジアカップとFIFAワールドカップの予選を兼ねるという。
いずれにせよ、これまで日本代表日程の約半数を占めていた親善試合の数は大幅に減ることになる。この大会がスタートすれば、南米や北中米カリブ海地区のチームとの対戦は現在のようにはできなくなるだろう。
































