■猛暑でも足が止まらない戦術的勝利。次節リーグ戦での「リターンマッチ」へ高まる期待

 この日の東京地方は快晴に恵まれ、気温も上昇。公式記録によれば29.3度となっている。湿度が34%と低かったとはいえ、かなりの暑さに見舞われた。

 こういう状況で引いて守る守り方をしたら、かなりの運動量が要求されて、足が止まってしまうだろう。その点、前線で丁寧にパスコースを切ることで、慌てて戻る必要がなくなり、その分、ベレーザの守備強度は最後までそれほど落ちなかった。

 しかし、後半に入ってからは広島もベレーザの守備をかいくぐってゴール前までボールを持ちだして再三のチャンスをつかんだ。そして、90分にはゴール前のパス回しから李誠雅が抜け出して1点を返して意地を見せた。また、広島にはクロスバーやゴールポストに嫌われる場面が3度もあったので「広島にとって不運な敗戦」と見ることもできるが、それでも90分を通じてみればベレーザの勝利は順当なもののように見えた。

 それも、頭脳的な守備のおかげだった。

 WEリーグ・クラシエカップはこの日で中断。来週からはリーグ戦の再開となるのだが、ベレーザと広島はそのリーグ再開の第4節で再び(今度はエディオンピースウイング広島で)対戦することとなる。

 前哨戦だったクラシエカップでの試合を踏まえて両チームがどのような戦い方を見せるかが見どころとなるだろう。

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