解決のヒントは三笘薫へのアシストに!3連覇の裏に初招集「広島組」、中盤を制した女子版・佐野海舟!【アジア大会で準優勝&3連覇!サッカー日本代表の「現在地」】(3)の画像
アジア大会を制したなでしこジャパン。新戦力も台頭しながらの充実の3連覇だった。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 32年ぶりの日本開催となったアジア競技大会。サッカーは男子が準優勝、女子が3連覇を飾り、熱戦の幕を下ろした。しかし、ロス五輪出場へ向けて「決定力不足」という課題を突きつけられた男子代表と、シュート数で圧倒されながらも勝負強さを発揮した女子代表(なでしこジャパン)の戦いには、それぞれ明確な勝敗のコントラストがあった。サッカージャーナリスト後藤健生が、男子に必要な「戦術的工夫」を提言しつつ、無尽蔵の北朝鮮を沈めた“初招集選手”たちの躍動を深掘りする!【第3回/全3回】

■男子代表の課題解決へのヒントは「三笘薫を生かしたあのアシスト」にあり?

 とすれば、強力ストライカーの出現を待つのではなく、他の方法で決定力不足を解決しなければならない。

 たとえば、韓国との決勝戦で日本は両サイドからクロスを入れ続けた。だが、ゴール前の狭いエリア(GKとDFの間)へのクロスばかりが目立った。そして、中央を固めるDFにクリアされ、GKにキャッチされてなかなかシュートに結びつかなかったのだ。

 それなら、クロスをいつも同じようにゴール前に入れるのではなく、時にはマイナスのクロスを入れて遅れて飛び込んで来る味方に合わせるとか、逆サイドからクロスに飛び込んでいく選手の人数を増やすなど、さまざまな工夫ができるはずだ。

 たとえば、今年春のイングランド戦で左サイドを突破した中村敬斗はゴール前に飛び込んでいく上田綺世ではなく、ワンタイミング遅くゴールに迫った三笘薫に合わせた。その結果、三笘はノーマークの状態でシュートを打つことができた。

 U-21日本代表も、そうした戦術的工夫をすることで得点を生み出す可能性を増やせるのではないだろうか?

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