■なぜ全員入れ替えた? 大岩監督が選んだ“過酷な道”
大岩剛監督は、この大会を大胆な選手起用で戦った。準決勝までに20人のフィールドプレーヤーがほぼ万遍なくプレーし、GKもピサノ・アレックス幸冬堀尾と荒木琉偉を交互に使った。北朝鮮戦からウズベキスタン戦へは、先発11人を全員入れ替えた。何よりも多くの選手に経験を積ませることを重視したのである。
ウズベキスタンを甘く見ていたわけではない。大岩監督ほど、ウズベキスタンの強さを知っている人はいないはずだ。ただ、2028年ロス五輪へのチームづくりの過程として、そうした戦いを選択したのである。
もちろん、全選手の力が完全に同じであるわけがない。23人の選手がいれば、当然、力の優劣があり、最も効果的な(勝利に近い)11人の組み合わせがある。大岩監督に「ベストの11人を選べ」と求めたら、迷うことなどないだろう。しかし今回大岩監督が選んだのは、別の道だった。

























