■「こんなことをしていたらチームが壊れる」ベネズエラ戦の采配に見た主力偏重の弊害と目標設定の罠

大住「広島でのベネズエラ戦後の記者会見で驚いたのは、森保一監督が親善試合でもFIFAランキングのために勝たなきゃいけないみたいな話をしたことなんだよ」

後藤「だって、そういう任務を受けて任命されたんだから。任命権者の問題だよ」

大住「もちろん、日本サッカー協会がそういう課題を与えること自体が間違っていると思う。だけど、森保監督ともあろう人が、そんなことを言われたままにやっているなんて、ちょっとおかしい気がする」

後藤「おかしいよ。FIFAランキングのためだなんて、どう考えてもおかしいよ」

大住「この4連戦の第2戦のベネズエラ戦なんて、最初に若手がゾロッと出てきたけど、何だか消極的になったり、あるいは逆にアピールしなきゃと前のめりになり過ぎたりしていた。で、結局はハーフタイムに5人を代えて、一気に攻撃が加速して、やはりレギュラー組はスピードが違うなと思わされる流れになった。

 でもさあ、すごく雑になったというか、とにかく行っちゃえみたいな感じで、以前の冷静な試合運びだとか、リズムを支配しながら勝負どころで武器を出すといったことが、全然できなくなっちゃった。こんなことをしていたらチームが壊れちゃうよ、と思った。だから、テーマ自体をちゃんと修正してほしいと思うんだよね。

 もちろん、アジアカップで優勝するということ自体はすごく重要なことだから、それはそれでいいと思うんだよね。だけど、そこにFIFAランキングを上げるため、なんていう理由はつけないでほしい。そういうふざけた目標設定は、撤回してほしい」

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