■世界は10代が席巻。なぜ日本人監督は「若手の抜擢」というリスクを嫌うのか
Jリーグの監督たちは、例外なく「勝利をつかみ、好成績を残す」あるいは「なんとか残留させる」という大きなプレッシャーを負っている。そのなかで、外国人監督(もちろん全員ではない)に「若手を伸ばしてチームのけん引車にする」という積極的な考えの人が多いように感じるのは、私だけだろうか。
その一方で、日本人指導者は、若い選手を抜てきすることのリスク(チームにとってだけでなく、選手本人にとってもダメージになる恐れ)を考える傾向が強いのではないか。もちろん、チームだけでなく、それぞれの選手にはそれぞれの事情があり、使いたくても使えないことも多いに違いないが…。
ワールドカップ優勝のスペイン代表の攻撃の牽引役となったラミン・ヤマル(バルセロナ)は、佐藤龍之介よりさらに若い2007年7月生まれの19歳。2023年、16歳でスペイン代表にデビューし、翌年の欧州選手権(EURO)では1ゴール4アシストの活躍でスペインを優勝に導いた。そして今年はワールドカップ優勝である。
このヤマルだけでなく、ドイツ代表MFレナート・カール(バイエルン・ミュンヘン、2008年2月22日生まれ、18歳)など、世界には10代のスターがひしめいている。そしてシーズンに何人もの「ティーンエイジャー・スター」が誕生することで、リーグやサッカー界に活気をもたらしている。

































