アジア大会が、実に32年ぶりに日本にやってきた。愛知県を中心に、各地で開催されるのだ。32年前と言えば、Jリーグ開幕直後。蹴球放浪家・後藤健生が目撃してきた現在に続くプロスポーツの黎明期から現在への変化を見れば、決して「失われた30年」などではなかったことに気づく。
■アジア大会がスタート
愛知県を中心にアジア競技大会が開幕しますが、いつものようにサッカー競技は開会式より前に始まりました。男子はロサンゼルス・オリンピックを目指すU-21日本代表が出場。各国のオーバーエイジ3人を含むU-23代表との“ハンディキャップ戦”ですが、それでも地元開催の大会では優勝が期待されます。なにしろ、U-21日本代表は今年1月のU-23アジアカップでも優勝しているのですから。
もっとも、韓国はU-23代表にオーバーエイジも加えた本気モード。なにしろ、アジア大会優勝には彼らの選手生命にも影響する「兵役免除」という最高のニンジンがぶら下がっているのですから、モチベーションも最高。そんな状況でU-21日本代表に敗れたりしたら、韓国サッカー界には再び大激震が走ることでしょう。
さて、アジア大会開催のために名古屋市瑞穂公園陸上競技場(パロマ瑞穂スタジアム)が全面改築されました。
1941年に開場されたスタジアムで、1950年の国民体育大会(現国民スポーツ大会)のために建設されたスタンドは老朽化していましたが、まったく新しい陸上競技場として生まれ変わりました。
ただ、愛知県には豊田市にサッカー専用で収容力も大きい豊田スタジアムがあり、名古屋市内からは距離はありますが、かなりのお客さんが集まっているので、名古屋グランパスは今後も主に豊田スタジアムを使うことになるのでしょう。
1993年のJリーグ開幕の頃は、陸上競技場のそばの瑞穂ラグビー場を使っていたのですが、それも遠い過去の話です。



















