現在、ポーランドで開催中のU-20女子ワールドカップで、若きなでしこジャパンが熱戦を繰り広げている。グループステージの舞台となっているのは、同国第3の都市ウッチだ。実はこの街、2019年のU-20男子ワールドカップや2002年のトルシエ・ジャパン欧州遠征など、日本サッカー界にとって数々のターニングポイントとなった因縁深い地である。蹴球放浪家・後藤健生が、現地のスタジアムで直接目撃した歴史と記憶をひも解く。
■苦戦が続くヤングなでしこ、次なる悲願へ
U-20女子ワールドカップがポーランドで開催されています。
U-20日本代表(ヤングなでしこ)の初戦の対戦相手はニュージーランドでしたが、日本は29本のシュートを放ちながら得点力不足で1―1のまま攻めあぐねていました。しかし、85分に相手GKが抜け出した眞城美春の脚に手をかけて倒してしまい、長~いVARチェックの末に日本にPKが与えられ、松永未夢がこのPKを冷静に決めてなんとか勝利しました。
日本は第2戦でもアメリカ相手に優勢に試合を進めながらも、何度かあった決定機に決められずに大苦戦。2度も相手に先行を許したものの、最後は中村心乃葉が右足でファーサイドのゴールポスト内側に当てるゴラッソで再度同点に追いついて2-2のドローとしました。
過去3大会連続で決勝進出を果たしている日本ですが(うち優勝は2018年大会の1回のみ)、今回はこれまで苦しい戦いが続いています。
その日本のグループステージでの戦いの舞台となっているのが、ポーランドの首都ワルシャワから西に120キロほど離れたウッチという街です。地理的にはポーランドのちょうど真ん中に位置し、周囲の都市圏を含めて100万人の人口を抱える工業都市です。




























