■トランプ接近への反発と、分断される世界のサッカー界…混沌のFIFA会長選の行方は?
また、会長就任後の2回のワールドカップから学んだ“独裁者との交際術”もアメリカのドナルド・トランプ大統領との緊密化として生かされたが、FIFA平和賞を授与するなどトランプ大統領への過剰な接近ぶりは欧州諸国の反発を招いた。
そして、さらに収益を増やすためにインファンティーノ会長はアメリカの投資ファンドの資金導入も計画。FFE設立計画を発表したのだ。
インファンティーノ会長としては収益の増加のための合理的判断だったのかもしれないが、実績を挙げる必要がある“無名の”インファンティーノはあまりに急ぎ過ぎた。
それが、今回の大騒動の原因となったのだろう。
FIFA会長選挙の行方は混沌としている。
55票を持つUEFAが反インファンティーノで結束できたとしても、54票を持つアフリカがインファンティーノ支持に回る公算は強い。また、AFCはFFE設立に反対したが、インファンティーノ会長は2034年ワールドカップ開催国サウジアラビアで権力を握るムハンマド皇太子とも親しいので、アジアは分裂する可能性が高い。
会長選挙の行方によっては2030年ワールドカップのあり方も大きく変わるはず。これからも注目していきたい。































