■ 200万表示突破! 苦難を越えたサポーターと最高の船出

 試合中も途切れることなく、熱い応援をピッチに送り続けた栃木SCサポーター。この日の金沢戦には8224人もの大観衆が集結し、声が反響しやすい「全席屋根付き」というカンセキスタジアムの形状も相まって、その雰囲気はまさに本場ヨーロッパさながらだった。

 クラブが「最後の最後まで、全員で掴み取った勝利」という熱いメッセージとともに公開したこのゴール動画は、瞬く間に拡散され、公開から3日を待たずに200万回インプレッション(表示)を突破する大バズりを見せている。

 栃木SCの近年の道のりは、決して平坦なものではなかった。2009年にJ2参入を果たしたものの、2024年にJ2で18位に沈み、クラブ史上2度目のJ3降格の憂き目に。1年でのJ2復帰を至上命題として挑んだ2025年シーズンもJ3で7位に終わり、さらに今春行われたJ2・J3百年構想リーグ(特別大会)では、全40チーム中39位タイというどん底の低迷を味わった。

 しかし、夏の補強を経て迎えたこの新シーズンの開幕戦。鬱憤を晴らすかのような劇的な逆転勝利は、溜まりに溜まったサポーターのエネルギーを一気に爆発させた。

 選手とサポーターが完全に一体となり、本場プレミアリーグのような極上の熱気を生み出した栃木SC。J2復帰へ向けて最高の船出を飾った彼らの今後の戦いぶりに、全国のサッカーファンから熱い視線が注がれている。

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