■川崎の新たな武器と、東京V・染野の進化。流れを変える“最前線の強さ”

 川崎では最前線に持山匡佑が抜擢された。間もなく23歳という持山。まだまだフロンターレのトップを背負って立つのは難しいかもしれないが、ポストプレーには目を見張るものがあった。あれだけのプレーができるなら、川崎も中盤でボールを回すだけでなく、持山をターゲットにしてロングボールを使う形もつくれそうである。

 ポストプレーと言えば、東京Vの染野唯月も素晴らしいプレーをしてみせた。

 鹿島アントラーズから期限付き移籍で東京V入りして、完全移籍に切り替えた24歳。昨シーズンまでも東京Vの攻撃の軸だったが、今シーズン開幕節の川崎戦ではポストプレーでの強さが光っていた。

 東京Vが先制した場面も、ハーフラインを越えた辺りで染野がポストとなって相手DFと競り勝った場面から始まった。対面の相手は一昨シーズンまで東京Vにいた谷口栄斗だったが、染野はほとんどの競り合いで勝利していた。昨シーズンまでにはなかったような、強さを獲得したようだ。

 このほか、開幕節では再三の好守を見せていた18歳のガンバ大阪の守護神、荒木琉偉も特筆されるべきだろう。経験が必要とされるGKというポジションで18歳であれだけのプレーができるのは驚き。18歳当時の鈴木彩艶よりはるかにレベルは高いと言っていいだろう。

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