■拍子抜けの米国境越え…大騒ぎした「報道ビザ」取得
バスは10分ほどの遅れでモンテレイを出発して北東の方向にひた走ります。
大平原を突っ走る光景を眺めたかったので、僕はちょっと高かったのですが最前列の席を予約しておきました。
ドナルド・トランプ大統領が中南米からの移民を目の敵にしてメキシコ国境に「壁」を築いたり、移民の強制送還を巡って政府(ICE)職員が関係のない市民をいきなり銃撃したりしているのがアメリカ合衆国です。
メキシコからアメリカに入るときには、さぞ厳重な検査があるのかと思っていました。
ところが、バスの乗客は乗車前にパスポート番号などを提出してあります。事前審査であるESTAで許可をもらっている日本人などはまったく検査の対象ではありませんでした。
「動植物の持ち込みはないかね?」と尋ねられただけでした。そういえば、ロサンゼルスの空港に到着したときも入国の目的すら聞かれませんでしたし、ESTAの申請のときも入国目的という欄はありませんでした。
今回、ワールドカップ取材に行った記者やカメラマンは大騒ぎして報道ビザを取得していました。ビザ取得のためには大使館でのインタビューを受けたり、高いビザ代を払ったりしなければいけませんが、あの騒ぎはいったい何だったのでしょうか?
つづく






























