屈強な男たちがぶつかり合うドイツ2部リーグにおいて、彼はいかにしてゴールを奪う術(すべ)を身につけたのか。
連載第8回目中編では、ドイツ2部カールスルーエSCに所属する福田師王の肉体改造と、スパイクに隠された秘密、そして指揮官からの厳しい要求に応えた成長のプロセスをひも解く!
■ドイツ 2部を生き抜くための「肉体改造」
ボルシアMG時代と今で、トレーニングに何か違いがあるとすれば、ジムで以前よりも徹底的に自分を「追い込む」ようになったことですね。
もちろんメングラ(ボルシアMG)のときも、(板倉)滉クンと一緒に楽しく、ハードにトレーニングはしていました。でも、カールスルーエが戦うドイツ2部は、戦術以上に「フィジカルサッカー」の世界なんです。ピッチコンディションが悪いことも1部よりはるかに多いですし、ペナルティエリアの中での「踏ん張りが効くかどうか」が何よりも重要になります。
だから、今はほぼ毎日ジムに通って、下半身と体幹を徹底的に鍛え上げるようになりました。ピッチで相手を背負って踏ん張る力と、そこからの「一歩目の動き出し」の速さを極限まで高めるためです。
「クリスティアン・アイヒナー監督には、ストライカーとしてのエゴや、強い気持ちを前面に出してプレーすることを強く求められていたんです」撮影/渡辺航滋(Sony αⅡ使用)
■ スパイク変更がもたらした「劇的な変化」
それに合わせて、実はスパイクも変えました。以前はポイント(スタッド)を取り替えるタイプを履いていたんですが、今はより軽量な固定式のスパイクを履いています。
これによって、芝を噛んで踏ん張る感覚や、最初の一歩のキレが劇的に変わった感覚があります。4点目、5点目の右足のゴールなんかは、まさにその一歩目の速さと踏ん張りが生きた結果だと思います。
































