北中米ワールドカップ(W杯)はグループステージを終えてラウンド32に突入。オランダ代表FWコーディ・ガクポの天に捧げる“魂のゴール”がファンの感動を呼んでいる。
日本代表がブラジル代表に敗れた現地6月29日の夜、グループステージ初戦で日本代表と2-2の激戦を展開したオランダ代表が、メキシコ・モンテレイの地でモロッコ代表と対戦。実力国同士の対決は、互いに一歩も譲らない高いインテンシティ(プレーの強度や激しさ)が続く死闘となった。
その中で迎えた後半27分だった。
やや劣勢の流れとなっていたオランダ代表が、GKバルト・フェルブルッヘンのロングキックから途中出場のFWボウト・ベグホルストが頭で右サイドのスペースにボールを流すと、俊足のクリセンシオ・サマーフィルが抜け出した。そして相手DFに倒されながらも執念のスライディングパスを真横に送った。
そこに走り込んできたのが、ガクポだった。日本代表も大いに苦しめられた同選手を巡っては、この試合2日前に妊娠中だったパートナーが第2子を流産して亡くしたことが明かされ、大きなニュースとなっていた。その悲しみを抱えたままスタメンピッチに立っていたガクポは、相手GKに加えてDFのスライディングの足が迫る中、恐れることなく右足を振り抜いて豪快なシュートをゴールネットに突き刺したのだ。
ゴールを決めたガクポは、頭を抱えたままピッチにうつ伏せとなった。そこにチームメイトたちが駆け寄る。仲間たちに支えられて起き上がったガクポの目には涙…。天を見上げ、亡くなった我が子にゴールを捧げた。

























