【W杯】冨安と佐野は絶対に外せない!ブラジル撃破の「予想スタメン&布陣」解禁!3枚の壁でヴィニシウス封じ!反撃の合図はイナズマ投入!の画像
スウェーデン戦で完全休養。ブラジル戦に向けてコンディションを整えた2人はスタメン確定! 撮影/原壮史(Sony α1使用)

 現地時間6月11日に開幕した北中米ワールドカップも、いよいよ負けたら終わりのノックアウトステージに突入する!  決勝トーナメント1回戦、日本代表の前に巨大な“壁”が立ちはだかる。絶対王者・ブラジル代表だ。
 勝点5を獲得した日本代表は、グループFを堂々の2位で通過。強豪オランダ代表との劇的な1-1ドローに始まり、チュニジア代表を4-0で圧倒、外海からの激しい荒波となったスウェーデン代表との緊迫した一戦を1-1で乗り切り、ほぼプラン通りにグループステージの航海を終えた。順調に航海を続ける日本は、ワールドカップ優勝5回を誇るブラジルの壁を打ち破り、新たな海へと進むことができるのか?
 日本中が熱視線を送るブラジル代表との大一番は、日本時間6月30日午前2時に運命のキックオフを迎える。グループステージとは異なり、すべてが結果で判断される決勝トーナメントにおいて、森保一監督はいかなる選手をスターティングメンバーとして送り出し、どのようなタクトを振るうのか?
 ワールドカップを8大会連続で現地取材している朝日新聞の潮智史記者が、大注目のスタメン&フォーメーションを徹底予想する!

  指揮官・森保一監督は、王国撃破のシナリオを用意周到に練り上げている。

 初戦のオランダ代表戦で2度もリードを許す展開は誤算だったかもしれないが、強敵から粘り強く勝点1をもぎ取り、続くチュニジア代表戦では持ち味を存分に発揮して快勝。スウェーデン代表とのタフな試合も引き分けてグループステージを2位で通過した日本代表は、森保監督の描いた青写真通りに決勝トーナメントへ駒を進めたと言っていい。

 至宝・久保建英の負傷離脱という不測の事態に見舞われながらも、チーム全員の総合力を発揮して激動の航海を乗り切った。

 勝点という結果のみならず、チームマネジメントにおいてもグループステージは計算通りだった。鈴木唯人や瀬古歩夢といったこれまで出番の限られていた実力者や、後藤啓介、塩貝健人ら次代を担うフレッシュな面々にもしっかりと出場機会を与え、3試合を通じ、体調不良となった町野修斗以外の全フィールドプレーヤーがワールドカップという大舞台のピッチに立ったのだ。

 主力選手の出場時間もしっかりとコントロール。最終戦のスウェーデン代表戦では、中村敬斗、堂安律、上田綺世を途中で下げ、伊東純也を途中から投入することで疲労を分散させた。とりわけ、冨安健洋と佐野海舟という守備の要を完全温存できた意味は極めて大きい。

 スウェーデン戦での板倉滉の負傷は痛手だが、日本の守備陣には代わりを務める頼もしい戦力が控えており、その圧倒的な選手層の厚さで十分にカバーできるはずだ。綿密に練り上げられたプランを実行し、チーム一丸となる“総力戦”の万全な態勢で決勝トーナメント1回戦に臨む。

 対するブラジル代表の今大会の評価は決して高くはないが、ワールドカップを5度制した王国が、やすやすと道を譲ってくれるはずもない。相手の2枚看板の一人であるラフィーニャが負傷欠場濃厚なのは日本代表にとって朗報かもしれないが、市場価値約260億円とも言われる絶対的エース、ヴィニシウスは健在だ。一気にトップスピードに乗れる規格外の加速力と、変幻自在のドリブルを操るこの左ウインガーを抑え込めるかどうかが、最大の勝負の分かれ目となる。

 日本代表は、過去の通算成績で1勝2分け11敗とブラジル代表に大きく負け越している。しかし、直近の2025年に行われた親善試合では、0-2のビハインドから劇的な逆転勝利をもぎ取り、歴史的な初白星を挙げた。ワールドカップという極限の大舞台でこの壁を打ち破ってこそ、日本代表はまだ見ぬ「最高の景色」へと足を踏み入れることができるのだ。

 はたして、森保監督はいかなるシナリオを携えて天下分け目の戦いに臨むのか? 指揮官の哲学を長く追い続け、今大会も現地で密着取材を続ける朝日新聞の潮智史記者が、そのプランを深く読み解く。

■【先発予想】冨安健洋と佐野海舟は確実!ヴィニシウス封じのカギ

 グループステージの3試合を振り返ると、2位で抜け出す結果だけでなく、決勝トーナメントからの戦いへの準備も進んでいたことがうかがえる。

 同じサイドでの組み合わせや、鎌田大地を2列目に置いた場合とボランチに置いた場合の違い、伊東純也を途中から加えたときの効果などなど。中3日の試合でコンディション回復だけが気になるが、武器はそろった。

 スウェーデン戦で温存した冨安健洋、佐野海舟は間違いなく先発する。とくに、ブラジルの左サイドを自由に動くヴィニシウスを封じるのに、この2人の役割は極めて重要になる。

 グループステージの3戦で、ブラジルは組織的な守備ブロックを攻め崩せずにいた。そうなると、守備のタスクを軽くして前線に残るヴィニシウスにブラジルの武器は絞り込まれる。

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