北中米ワールドカップで激闘を続けるサッカー日本代表。その舞台裏に密着した日本サッカー協会(JFA)公式YouTubeのドキュメンタリー『Team Cam』の最新話が日本時間6月20日に公開され、選手だけのミーティングでチームへの熱い想いを語った長友佑都の言葉に、大きな感動と反響が巻き起こっている。
グループステージ初戦、強豪オランダ相手に執念の戦いで2-2のドローに持ち込んだ日本。第2戦のチュニジア戦を前に公開された『Team Cam』の「vol.05」は、オランダ戦翌日からのチームの様子を克明に記録していた。その中で最もファンの心を打ったのが、休養日明けのトレーニング再開前に行われた「選手ミーティング」のワンシーンだった。
全体ミーティングを終え、森保一監督を筆頭にスタッフたちが部屋を退出。選手だけが残された静かな空間で、新キャプテンの板倉滉が前に出て話し合いを始めた。
「(次戦が)どれだけ大事かというところを、みんなの頭に入れておいてほしい」
板倉はそう語りかけ、前回カタール大会でドイツから歴史的勝利を挙げた後にコスタリカに敗れた苦い記憶を引き合いに出しながら、「もう一回、全員が同じ方向を向いて引き締めていきたい」と強い覚悟をチームに求めた。
その直後だった。前人未到の5大会連続ワールドカップ出場を果たしている39歳の鉄人・長友佑都が、ゆっくりと口を開いた。
「俺、4大会経験してるけども、(グループステージの)2戦目は1回も勝てていないから…。1回緊張の糸が切れるというか、そういう部分もあると思うから、もう1回引き締めてみんなでやる」
長友は自身の苦い経験を後輩たちに伝え、初戦の激闘をこう振り返った。
「前の試合、スタメンで出た選手は一生懸命戦ってくれて、途中で出た選手は本当に流れを変えてくれて。そしてベンチも本当に…。さっきも映像に出てたけど、オランダの選手は後半、誰一人ベンチ前で立ってないんだよね。でも(日本は)全員立ってた。みんなで戦ってる、本当に一つになって戦えたと思う」
言葉の一つ一つに、チームへの底知れぬ愛情と熱い想いが宿る。さらに後藤敬介のベンチでの振る舞いや、塩貝健人投入時のやり取りなどに触れ、「ベテランとか若手とかじゃなくて、みんながやってる」と、ピッチ内外で戦う仲間たちへ惜しみない称賛を送った。
そして長友は、声のトーンを落とし、さらに胸を打つエピソードを明かした。
「(吉田)麻也と(南野)拓実なんかは、(選手登録外のために)ゴールのときに輪の中に入れない。そんな悔しい気持ちもありながら、終わった後に選手が使ったスパイクを磨いてたんだよね。片づけたりも。そんなん、なかなかできないよ。普通じゃない」
試合に出られない悔しさを押し殺し、裏方としてチームを支えるベテランたちの献身。その事実を噛み締めるように語った長友は、最後に仲間たちの顔を見渡し、力強くこう締めくくった。
「本当に世界一の団結力だと思うから。このチームで、絶対(決勝戦の)7月20日まで。もう絶対残るから。途中で帰る気はないから。頑張りましょう!」





























