■ 空調完備から一転、「蒸し風呂」の屋外スタジアムへ
アメリカ・テキサス州で行われた初戦のオランダ戦は、開閉式の屋根が設置されたダラスのスタジアムで開催され、最新の空調設備によって試合中も快適な温度と湿度が保たれていた。
だが、チュニジア戦の舞台となるエスタディオ・モンテレイは屋外スタジアムであり、大自然の猛威をモロに受ける環境にある。近未来的な美しい外観を持つ一方で、スタジアム内は熱気がこもるような屋根の形状をしており、キックオフが午後10時に設定されていても気温は30度前後を記録。そこに息苦しいほどの高湿度が加わり、選手たちの体力を容赦なく奪っていく。さらに、試合の途中でこの映像のようなゲリラ豪雨に見舞われるリスクも十分に孕んでいるのだ。
初戦で貴重な勝点1をもぎ取った日本代表だが、攻撃の要である久保建英を故障で欠くという手痛いアクシデントに見舞われた。満身創痍の状態で迎えるこのチュニジア戦は、グループリーグ突破の命運を完全に左右する最大の「転機」となる。
絶対的エースの不在、慣れない高温多湿の気候、そしていつピッチを水浸しにするか分からない不気味な豪雨。森保ジャパンの前に立ちはだかる困難はあまりにも大きい。だからこそ、この窮地を乗り越えるためには、ピッチで泥臭く戦う選手たちだけでなく、スタジアムに駆けつけたサポーター、そして日本からエールを送る画面越しのファンの「声の力」が絶対に不可欠だ。
どんな悪天候にも、どんな逆境にも屈しない。心を一つにした日本サポーターの熱い後押しこそが、過酷なモンテレイの地で「勝点3」をつかみ取るための最大の原動力となるはずだ。































