■共同開催の名に値せず

 その主張は正しい。しかもメキシコは大会の主役などではなく、全104試合のわずか12.5%の13試合を開催するだけなのである。カナダでも13試合。大会の4分の3に当たる78試合はアメリカで開催される。16会場も、アメリカ11、カナダ2、メキシコ3と、非常にアンバランスとなっている。

 初めてのワールドカップ共同開催となった2002年大会は、日韓ともに10会場を用意し、ともに64試合の半分、32試合ずつを開催した。開幕戦は韓国で行い、決勝戦は日本だった。

 この大会と比較すれば、「ワールドカップ2026」は「共同開催」の名には値しない。「アメリカ大会」に、「付録」のようについているというのが、カナダとメキシコなのである。しかもアメリカの大統領はカナダを「アメリカの51番目の州に」と語り、メキシコとの国境には延々と「壁」を築き、メキシコからの移民を手ひどく追い詰めている人なのだ。

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