北中米ワールドカップ初戦のオランダ戦まで残り2週間弱。国内最終戦のアイスランド戦を終えた日本代表だが、かつてのような「大会前のピリピリした空気」はそこにはない。このかつてない落ち着きはチームの成熟の証か、それとも――。4年前の歓喜と絶望(コスタリカ戦)の記憶をひも解きながら、大住良之と後藤健生が、森保ジャパンの現在地と強豪撃破への青写真を描き出す。
■4年前の「コスタリカ戦」の教訓
――今回出た選手たちのコンディションと同時に、試合勘はどうでしょう。
大住「コンディションというのは試合勘を含めてのものだと思うけど」
後藤「今は当然、100%に近いコンディションでプレーしているわけじゃないから、あの状態でプレーしても、あまり経験にならないもんね。もう少しプレー強度が高い状態でどこまでできるかやらないと。そう考えると、今回のアイスランド戦は試合をしたと言えるのかな。もうちょっと強度を上げた試合を経験させないと、なかなか使える状態にまで戻らないと思うなあ。たとえば、オランダに勝ったとしたら、次のチュニジアを一番くみしやすい相手と考えて、そこで試合勘に不安の残る選手を試すとかね」
大住「後藤さんは4年前のことを覚えてる? 初戦でドイツに勝った後、コスタリカを相手にどういうメンバーで戦うべきか、って話をしたよね。後藤さんはベストメンバーで戦って2勝目を挙げて、グループ突破を決めちゃえと言っていた。でも森保監督はあそこでターンオーバーして、コスタリカに負ける形になった」
後藤「4年前とは、あまり比べられないよ。あのときのドイツ戦の勝ち方は奇跡に近いものだった。でも、当時と今の日本代表はまったく違うチームなんだよ」
大住「奇跡が2回起こるなんて、思いもしなかったし」
後藤「オランダに勝つにしても、今度はちゃんと互角に攻めて、互角に守って勝つことを求めたい」
大住「ちゃんと勝てるまでに、選手の状態を持っていくのはなかなか大変そう」
後藤「アイスランド戦のような状態だったらオランダどころか、オランダ年代別代表の経験者が多いインドネシアにもやられちゃうよ」






























