■「唯一ポジティブなこと」とは

 意気消沈してもおかしくない失点の積み重ねを目の当たりにした東京Vサポーターだったが、ハーフタイムにベレーザの報告会が行われ、前日の試合で引退となった岩清水梓が涙ながらに挨拶。諦めずに戦う雰囲気となって後半を迎えた。

 しかし、後半のファーストプレーで反撃ムードは霧散。横浜FMが縦に深く攻め入り、井上太聖のクロスを谷村が頭で合わせてネットを揺らした。

 安全圏内へとリードを広げた横浜FMは、巧みなゲーム運びで加点。59分に5点差とし、後半アディショナルタイムのゴールで6-0として試合終了を迎えた。

 ショッキングな大敗を見せてしまった東京V城福浩監督は「目指すサッカー、手放してはいけないもの、クオリティーを勘違いさせた結果、ボールの奪いどころがない状況にしてしまった。少し違うアプローチでやった途端、われわれの今の力が出た」と、「自分の責任」であることを強調。あらゆる局面に対して相手よりも早く準備する、というヴェルディらしさを欠けば簡単にこういう試合になってしまう現実を「自分も含め、クラブがそれを感じられるならば、それが唯一ポジティブなこと」とした。カテゴリの昇降格が復活する来シーズン、これが大きな意味のある試合だった、と振り返ることができるような薬にするしかない。


■試合結果

東京ヴェルディ 0-6 横浜F・マリノス

■得点者
25分 近藤友喜(横浜F・マリノス)
36分 谷村海那(横浜F・マリノス)
45+2分 ユーリ・アラウージョ(横浜F・マリノス)
46分 谷村海那(横浜F・マリノス)
59分 ユーリ・アラウージョ(横浜F・マリノス)
90+1分 テヴィス(横浜F・マリノス)

PHOTO GALLERY 【写真9枚】伝統クラシコでの鮮やか6発!カウンター炸裂の横浜FMの近藤友喜、谷村海那、アラウージョが歓喜!
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