■小林伸二監督指揮の長野は「諦めずに戦えた」
【明治安田J2・J3百年構想リーグ 5月17日 14時00分キックオフ 大宮 1ー2 長野 NACK5スタジアム大宮】
外国資本のレッドブルがチームを経営するRB大宮アルディージャが、明治安田J2・J3百年構想リーグで勝点を伸ばせていない。5月17日に行なわれたAC長野パルセイロとのホームゲームで、1対2の逆転負けを喫したのである。
この試合を振り返るにあたっては、長野の戦いぶりにも触れるべきだろう。
J3リーグに属する長野は開幕から8連敗を喫し、8節終了後に藤本主税監督との契約を解除した。後任に経験豊富な小林伸二監督が就くと、以降は3勝5敗の成績を残している。PK戦がなければ2勝2分4敗と、少しずつ持ち直してきた印象だ。
この日もRB大宮に先制されたものの、交代出場した藤川虎太朗と樋口叶がゴールを決め、試合を引っ繰り返した。先制されたあとも意気消沈することはなく、交代選手がギアを上げて敵陣で長くサッカーを展開した。
試合後の小林監督は、「1点を取られたあとに食いしばる。諦めずに戦えたことは良かった。諦めずに戦えばチャンスはあるし、逆転して勝つこともできる。メンタルが前期とは違ってきたのかな」と、ビハインドを背負ってからのレジリエンス(反発力)をたたえた。
選手も変化を感じている。J2、J3で合計339試合に出場してきたMF近藤貴司は、「自分たちがちょっとずつ強くなっていると実感しています」と話した。この日は試合中に前線からのプレッシャーのかけかたを修正し、ハーフタイムを経てさらに守備が整理され、「いい守備からいい攻撃」を繰り出していった。近藤は「色々な手札が増えてきているかな」とも語り、戦い方の幅が拡がりつつあるとの感触を言葉にしている。
ここまで通算成績では4勝13敗でグループ最下位だが、最終節の結果次第では9位に浮上することも可能だ。そして、23日の最終節ではグループ首位のヴァンフォーレ甲府と対戦する。チームの成長を確認する一戦となるだろう。








