蹴球放浪家・後藤健生は世界中をめぐる。時には、あるきっかけで遠く離れた土地の思い出が結びつくことがある。2010年ワールドカップ開催国の風景が、そんなスイッチになった。
■印象深かった南アフリカ
先日の大型連休中になんとなくテレビを見ていたら、NHK総合で「世界で開け! ひみつのドアーズ」という番組を放送していました。相葉雅紀がMCを務める、世界各国で人々の暮らしを扱ったバラエティー番組のようでした。
別にそんな番組を見るつもりはまったくなかったのですが、その前の時間帯にニュースを見ていたので、その流れでその番組が映し出されたというわけです。しかし、この日は南アフリカの村の特集だというので、ついついそのままその番組を見てしまいました。
2009年のコンフェデレーションズカップと2010年のワールドカップの時に訪れた南アフリカ共和国。いろんな意味で、非常に印象深い旅行でしたので、なんとなく懐かしく思われたのです。
で、その日の番組で紹介されていたのは「ウッパタール村」という村でした。
僕が現地で接した(遠くから眺めた)黒人居住区というのは、たとえばヨハネスブルグの中にある「ソウェト」(South Western Townships)のように、かつてのアパルトヘイト(人種隔離政策)時代に差別を受けた貧しい黒人たちが集まった地域など治安が極端に悪い地域ばかりでした。
ヨハネスブルグの都心部もかなり危険だというので、ガイド(護衛)付きのツアーに参加して都心部を歩き回ったこともありますが、ウッパタール村はもちろんそれとはまったく違う、大自然の中の村でした。












