■不敗記録ストップよりも大事なもの

 今リーグ初の1試合3失点を喫した仙台は、交代カードをハーフタイムに2枚、3失点直後に1枚切り、78分の2枚替えですべて使い切った。2シャドーと2トップを入れ替えて反撃を試み、82分にMF武田英寿のゴールで1対3とする。

 しかし、これ以上スコアを動かすことはできなかった。

 仙台はここまで7失点の堅守を誇ってきたが、秋田も前節までの13試合で11失点である。最後まで走り切る走力を絶えず磨き、球際で激しく戦うことをチームのアイデンティティとする秋田は、ここまで先制した試合はすべて勝利している。どうやって勝ち切るのかは、徹底されていると言っていい。秋田の5枚目の交代カードは左SBのケガによるもので、それも70分という時間帯だったが、仙台は1対3のまま逃げ切られてしまったのだった。

 仙台が属する明治安田J2・J3百年構想リーグのEAST―Aでは、2位の湘南ベルマーレSC相模原に苦杯をなめた。これを受けて仙台は、勝点を伸ばせなかったものの2位以下と勝点7差でグループ首位を堅持している。

 次節は中3日で栃木SCとのホームゲームを戦い、さらに中3日でヴァンラーレ八戸とのアウェイゲームが待つ。そのあとには、湘南とのアウェイゲーム、横浜FCとのホームゲームが控える。

 シーズン移行後の26-27シーズンでも、連戦のタイミングは訪れる。J1昇格を現実的なターゲットとするならば、今回のように選手を使い分けながら勝点を求めるタイミングは必ず訪れる。

 秋田に敗れたことで、開幕からの不敗記録は途切れた。しかし、「連戦でどれだけ勝点を取れるのか」こそは、J1昇格のためにクリアすべきテーマとなる。その意味で、次節以降の結果こそが問われるのだ。

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