【2026年明治安田J2・J3百年構想リーグ ベガルタ仙台vsブラウブリッツ秋田「不敗ストップ仙台の論点」】不敗記録よりも大事な「連戦でどれだけ勝点を取れるのか」【戸塚啓のJ2のミカタ】(2)の画像
ベガルタ仙台を率いる森山佳郎監督  撮影/中地拓也
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■システムの構造的弱点を突かれたが…

【明治安田J2・J3百年構想リーグ 5月2日 14時03分キックオフ 仙台 1ー3 秋田 ユアテックスタジアム仙台】

 明治安田J2・J3百年構想リーグで、唯一負けなしだったベガルタ仙台が黒星を喫した。ブラウブリッツ秋田との東北ダービーを、1対3で落としたのである。

 前半を0対2で折り返すと、57分に3失点目を喫した。

 GK高橋のキックを秋田のボランチ諸岡裕人にヘディングで跳ね返され、FW佐川洸介にボールが入る。

 仙台は3-1-4-2のシステムで、後半から出場したアンカーの鎌田大夢の両脇にはそもそもスペースがある。2トップの一角からそのスペースへ降りていた佐川にはプレッシャーがかかっておらず、ポジションを上げてきた諸岡にボールを難なくつながれる。

 仙台は諸岡にもプレッシャーをかけられず、右サイドで展開される。後半から出場した左MF中野嘉大へつながれる。中野は複数の選択肢からパスコースを選べる状況で、ペナルティエリア内へのマイナスのパスを通される。

 ラストパスを受けたのは佐川だ。仙台は秋田の背番号11にここでもプレッシャーをかけられず、フリーで左足を振り抜かれて3点目を流し込まれたのだった。

 3-1-4-2のシステムを採用している以上、アンカーの両脇のスペースを使われたくない。それは仙台も分かっているはずだが、ホームで2点のビハインドを負っている状況では、どうしても意識が攻撃へ傾いてしまうのか。その刹那を突かれた3失点目だった。

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