【2025/26WEリーグ・クラシエカップ決勝 RB大宮アルディージャWOMENvs日テレ・東京ヴェルディベレーザ 2026年4月29日(水)13:05キックオフ Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu】撮影/原壮史(Sony α-1使用)
1万2000人を超える大観衆が詰めかけた「2025/26 WEリーグ・クラシエカップ」決勝戦。RB大宮アルディージャWOMENと日テレ・東京ヴェルディベレーザが激突した一戦は、延長戦を終えて2-2ともつれ込む大熱戦となった。最後はPK戦の末にベレーザが栄冠を手にしたが、その決着には、今季限りでの引退を発表しているレジェンド・岩清水梓への「サッカーの神様のほほ笑み」とも言える奇跡が待っていた。WEリーグの魅力が詰まった激闘と感動のフィナーレを振り返る。
■1万2000人超のスタジアムで繰り広げられた熱戦
今年度のWEリーグ・クラシエカップの決勝戦は、Jリーグに参入しているクラブ同士の対決となった。だが、ゴールデンウィークの水曜祝日というこの日は、Jリーグも一斉開催。男子トップチームの試合も、東京ヴェルディは13時から、RB大宮アルディージャは14時からそれぞれホームで組まれており、13時開始と決まっていた女子の決勝戦と丸被りする格好となってしまった。
日程や開始時刻の調整はかなわなかったものの、地道な周知活動や無料招待、イベントなどを積み重ねた結果、等々力競技場には1万2006人が来場。WEリーグというコンテンツのショーケースとなり得る、素晴らしい環境を作り出すことに成功した。
試合は、カップ戦決勝としてもショーケースとしても相応しい大熱戦になった。
開始から攻め立てた大宮が3分で先制点を奪えば、その後はベレーザがカウンターを恐れない猛攻を続け、後半立ち上がりに小林里歌子の一撃で同点に追い付く。その後も、攻めるベレーザと我慢する大宮という構図は続いたが、スコアは動かず。激闘でありながらもWEリーグらしいクリーンな戦いが繰り広げられ、試合はそのまま延長戦にもつれ込んだ。
延長戦に入ると、それまで耐えていた大宮の攻撃が目立つようになっていったが、勝ち越したのはベレーザだった。
100分、大宮の守備陣にたびたびボールを突かれながらも人数をかけて回収と前進を続けると、シュートのこぼれ球を北村菜々美が決めた。延長後半は両チームともに足が攣る選手が続出したものの、1万2000人が見守るなかでクリーンな戦いの質が落ちることはなかった。そして114分には阪口萌乃が執念のダイビングヘッドを放って大宮が同点に追いつき、決着はPK戦に委ねられることになった。






















