■W杯行き当落線上「20歳の新星」への期待
今回の国際マッチウィークのオランダは主軸のDFユリエン・ティンバー、MFフレンキー・デ・ヨング、FWメンフィス・デパイを負傷で欠いたが、Aチーム(レギュラー組)を初戦の対ノルウェーに持ってきた。その中でただ一人、スミットだけは来たる北中米W杯行きメンバーの当落線上にいる。
レアル・マドリード、バルセロナ、リバプールといったメガクラブが獲得を目論んでいると報道されている20歳のMFは、ゲームの流れを読むことに長けた知的なゲームメイクと、ファイナルサードでの本能的なアイデアに秀でたプレーヤーで、所属先のAZではコントローラー役として出場することが多い。ノルウェー戦でのスミットは代表デビューマッチとしてはまずまずのプレーを披露したが、それでも守備面で致命的な判断ミスをおかし、代表定着をアピールするところまで至らなかった。
それでも、ノルウェー戦でスミットがプレーしたことは、クーマン監督にとって2つのシグナルがある。1つは単純に若手枠。22年W杯に引き続き、26年大会も選手登録が26人になった。
クーマン監督は「26人登録しても、試合に絡めない選手は出てくる。それなら将来のために1人か2人、若手を連れて行ったほうがいい」と見解を述べている。昨年11月のW杯予選では23歳、190cmのストライカー、エマニュエル・エメガ(ストラスブール)が招集され、ポーランド戦で1分間、リトアニア戦で27分間プレーした。残念ながらエメガは負傷のため3月シリーズの招集は見送られたが、スミットとともに若手枠としてW杯メンバー入りする筆頭候補である。
つづく












