■いざ、中東へ

 最初に中東に行ったのは1993年のことでした。

 Jリーグ開幕の年、日本代表は初の外国人監督であるハンス・オフトに率いられて、アメリカ・ワールドカップを目指すアジア予選を戦いました。

 1次予選はダブル・セントラル方式。日本が入ったF組は1990年のイタリア大会に出場したUAEが強敵でした。まず日本国内(神戸と東京)で総当たり戦を行い、続いてドバイとアルアインで再び戦いました。日本が首位となって、カタール・ドーハでの最終予選に進出しました。

 日本代表が中東地域でタイトルがかかった公式戦を戦うのはこれが初めて。もちろん、大勢のサポーターが中東に向かうのも初めてでした。外交関係、石油関係以外の日本人がUAEに渡るのは珍しいことでした。

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