■メジャーリーグに肉薄
その女子代表の陰で、男子代表は目立たない存在だったが、どうして、近年の充実ぶりは注目に値する。FIFAランキングは日本(18位)を上回る16位。2021年以来、継続的に10位台を保っている。ランキングポイントを稼ぐことができるワールドカップ予選がなかったことを考えれば、実質的には10位前後であると見ることもできる。
この国のプロリーグ「メジャーリーグ・サッカー(MLS)」には30クラブが所属し、2025年シーズンには1試合平均入場者数2万1965人を記録した。ちなみに、同じシーズンのJ1の平均入場者は、2万1246人。これは過去最多の数字で、2万1000人を超えたのは初めてのことだった。もうひとつちなみに、2024年のMLSは2万3342人という入場者を記録している。
2025年のMLSの2万1965人という数字は、アメリカン・フットボール(NFL、平均約6万9000人)には遠く及ばないが、メジャーリーグ・ベースボール(MLB、平均約2万6000人)と比較しても悪くない数字であることがわかる。かつて「サッカー不毛の国」と言われたアメリカでも、サッカー人気は本物になってきているのである。
今回は、起伏に富んだアメリカのサッカー史を4回に分けて簡単に振り返ってみたい。










