■サイドバックが主戦場の高田を右センターバックで起用
右サイドバックを主戦場としてきた高田椋汰を、開幕戦から3バックの右サイドで起用したのである。高田は174センチと高さはないものの、対人能力に優れる。地上戦ではCBとしても十分に戦うことができ、攻撃の局面では最前線まで飛び出していける。今節の栃木C戦でも右ポケットへ侵入し、チームの3点目につながるPKを獲得した。
4バックならサイドバック、3バックならウイングバックの起用が多かった選手では、奥山政幸も3バックの一角で起用されている。9節の群馬戦では右CB、今節の栃木C戦では左CBに指名された。彼も173センチのサイズだが、球際ではしっかりと戦うことができる。マイボールの局面ではサイドバックのように振る舞うことで、攻撃に厚みをもたらすこともできる。
高田や奥山の配置転換を含めて、森山監督はここまでの11試合で3バックの組合せを5パターン試している。そのなかでもっとも多いのは、左から「井上、菅田、高田」の組合せだ。5試合がこの3人の並びである。左利きのモラエスを起用し、井上か高田を右サイドで置く「モラエス、菅田、井上(または高田)」も2試合ずつある。
選手の組合せを探りつつも、ここまで11試合で失点はわずかに「6」だ。J2・J2百年構想リーグの全40チームで、徳島ヴォルティスと並んでリーグ最少である。徳島のグループはJ2のチームよりもJ3のチームのほうが多いから、仙台の失点6のほうが価値は高い。森山監督指揮下で強みとしてきた堅守を、3バックでも継続している。








