サッカー日本代表がワールドカップ第3戦で激突する相手がスウェーデンに決まった。日本は90年前、スウェーデンを相手に「奇跡」を起こしたことがある。蹴球放浪家・後藤健生は、その舞台となったドイツのスタジアムへ向かった。
■スウェーデンとの縁
日本代表のグループリーグ最終戦の対戦相手が決まりました。ヨーロッパ・プレーオフ・パスBの決勝でポーランドを破ったスウェーデンです。
日本は、ワールドカップではスウェーデンと対戦したことは一度もありません。しかも、直近の対戦は2002年。日韓ワールドカップ直前の対戦だそうです。四半世紀近く対戦がなかったというのは不思議な気もします。
というのも、1970年代初め頃までは毎年のようにスウェーデンのクラブが(ウィンターブレーク期間を利用して)来日していたからです。
スウェーデンとの絆が芽生えたきっかけは、1936年のベルリン・オリンピックでした。サッカー日本代表が初めて参加するオリンピック。その1回戦の相手がスウェーデンだったのです。
オリンピックのサッカー競技の参加資格は、1992年のバルセロナ大会以降は「23歳以下」になりました(96年アトランタ大会からはオーバーエイジ3人の参加が認められた)。
それ以前は年齢制限はありませんでしたが、サッカーに限らずオリンピックにはプロ選手は出場できなかったのです。たとえば、68年のメキシコ・オリンピックで日本が銅メダルを取ったときの対戦相手国のうちブラジル、スペイン、フランス、メキシコといったサッカー強国の場合は(プロ契約前の)若手選手のチームでした。
また、準決勝で日本が0対5と大敗を喫したハンガリーの選手たちは形式的にはアマチュア(労働者、兵士、学生)でしたが、実質的にはプロで、ワールドカップで西側のプロ選手たちと戦うフル代表でした。












