■「ヘルタープラッツ」とは?

 しかし、ヨーロッパではこの試合の模様は「ベルリンの奇跡」として大きく報道され、スウェーデンではこのときの敗戦は今でも語り継がれているのです。

 僕は、サッカー専門誌の記事や日本蹴球協会機関誌などでこの「ベルリンの奇跡」のことを知りました。

 そうした記事では、その奇跡が起こった会場のことは「ヘルタープラッツ」と紹介されていました。

「どんな所なんだろうか?」

 この疑問は、心の片隅にずっと残っていました。

 その後、いろいろ調べてみると「ヘルタープラッツ」というのは正確には「ヘルタBSCプラッツ」、つまりヘルタBSCベルリンのホームスタジアムだったということが分かりました。ベルリン大会では合計4つのスタジアムが使われ、準決勝、3位決定戦、決勝はこの大会のために新設されたオリンピアシュタディオン(2006年ワールドカップ決勝の会場)で行われました。

 スウェーデン戦があった「ヘルタBSCプラッツ」は収容力3万5000人。巨大なゴール裏スタンドが特徴的で「プルンペ」という愛称で呼ばれることもありました。

(2)へ続く
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