■内容的には「ポーランド」がスウェーデンを圧倒も…

 決勝のポーランド戦はスウェーデンが2度先行すれば、ポーランドが2度とも追いつくという展開で、内容的にはポーランドがスウェーデンを圧倒する試合だった。ボール保持率はポーランドが60%を超え、シュート数では15本対9本を記録した。

 だが、終了直前の88分に決勝ゴールを決めたのはスウェーデンのギェケレシュだった。

 スウェーデンは3バックに加えて両ウィングバックも戻って5人のラインの前にMFを並べて分厚く守った。ミドルブロックでの守備をメインとして、トップのギェケレシュまでハーフライン手前にリトリートして守る時間も長く、前線からプレスをかけるような場面はほんの数回だけ。中央の守備を固めて、ポーランドの攻撃を跳ね返し続けた。

 そんな戦いの中で3ゴールを決めたのだから(しかも、スコア的に常に先行した)、ポッター監督の戦略が見事にはまった試合だった。

 スウェーデンが19分に決めた先制ゴールは見事な組織的なカウンターだった。

 最終ラインのヴィクトル・リンデロフ(元マンチェスター・ユナイテッド、現アストンビラ)が起点となり、ギェケレシュがワンタッチで左サイドにはたいて、左サイドから崩してヤシン・アヤリが落としたところをアントニー・エランガが決めたもの。

 2対2で迎えた88分にギェケレシュが決めた決勝ゴールも、81分に交代で入ったばかりのグスタフ・ランドグレンが右サイドをドリブルでえぐってつくったチャンスからの混戦の中のこぼれ球を決めたもの。

 サイドからの攻撃が有効だった。

 なお、前半終了間際の2点目は、FKからグスタフ・ラーゲルビエルケがポーランドのDFの間のスペースに入り込んで頭で決めたものだ。

つづく

 

(2)へ続く
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