サッカー日本代表の英国遠征は、世界ランク4位のイングランドを聖地ウェンブリーで撃破するという、歴史的な快挙とともに幕を閉じた。スコットランド、そしてイングランド。完全アウェイの地で連勝を飾った事実が、森保ジャパンにもたらした「自信と課題」は何か。いよいよ目前に迫ったワールドカップ本大会での躍進を見据え、日本サッカーの歴史を知り尽くすベテランジャーナリスト、大住良之と後藤健生が熱く激論を交わす!
■森保監督の「理想の形」が出ない?
――守備は良かったとのことですが、攻撃もチャンスはつくっていました。それでも、もっとチャンスをつくらなければいけなかったのでしょうか。
後藤「それはそうなんだけど、また4年後への課題だね。これまでの4年間で、ここまで世界のトップに近づいたんだから、4年後には完全に互角の試合ができるようになりたいね」
大住「上田綺世のところにボールを入れてから展開しようというのが、森保一監督が話していたように理想の形だと思うんだけど、今回はそれをまったくやらせてもらえなかった。ウィングバックとシャドーで何とかつないでサイドを打開して、っていう感じの攻めだったよね。上田がもうちょっとボールを受けるときの動きに工夫が必要なのかなあ。最近のプレーの自信によるものなのかもしれないけど、完全に相手を背負いはしたものの、ほとんど相手DFに負けていたし、ファウルも取ってもらえなかった。それが、押されっぱなしになった一番の要因だと思う」
後藤「それを求めるなら、上田じゃない選手を探さないといけない」
大住「そうなんだよ。だから塩貝健人みたいな、横に走ってボールを受ける選手のほうがいいかなという感じもしたよね」





















